タブレットで「ウェブ110番」 三重県警が適切利用促進 県立聾学校生徒が体験

【ウェブ110番について説明を聞く生徒ら=津市の県立聾学校で(三重県警提供)】

【津】「110番の日」に合わせ、三重県警は10日、津市藤方の県立聾学校(宮下昌彦校長、全99人)で、正しい110番の利用促進に向けた啓発イベントを開き、中学・高等部の生徒約40人がタブレット端末を利用した「ウェブ110番」を体験した。

ウェブ110番は、インターネットのチャット機能を利用した聴覚障害者向けの通報システムで、県警では平成23年から運用を開始。昨年は刑法犯やもめ事の通報を中心に年間で44件の利用があった。

この日は、生徒らが実際に端末を利用し、自宅で発生した空き巣被害と、学校前で発生した交通事故の2つの想定について、詳しい場所や状況などを担当の警察官に伝えるやり取りなどを体験した。

生徒指導担当の下村稔弘教諭(48)は「紹介したことはあったが実際に利用したのは初めて。今後も活用してもらえたら」と話した。

県警通信指令課によると、昨年は12万4686件(前年同期比2万689件減)の110番利用があり、うち約25%が要望苦情、各種問い合わせなど緊急性の低い内容だった。またいたずらや無言電話も2万1441件あったという。

同課の鈴木善幸次長は「いざ緊急性の高い事案が発生したときのために、緊急性の低い通報は警察安全相談電話『♯9110』を利用して欲しい」と話した。

ウェブ110番は県警ホームページからアクセスできるほか、専用アドレス= http://mie110.jp でも利用できる。