三重県 舟橋県議会議長が年頭会見 議会改革をサポート

【年頭の記者会見で抱負を語る舟橋議長=三重県議会議事堂で】

舟橋裕幸三重県議会議長は10日、年頭の記者会見に臨んだ。議会改革度の向上と議会基本条例の改正に関する検討プロジェクト会議(前野和美座長、10人)が近くまとめる予定の正副座長案に期待し、「議長としてしっかりサポートしたい」と抱負を語った。一方、昨年5月の就任時に掲げた政務活動費(政活費)の後払い方式導入が見送られる見通しとなり、「全体のコンセンサス(合意)に至らず残念に思う」と述べた。

プロジェクト会議は昨年9月に発足。災害に対する議会の姿勢などを盛り込んだ危機管理条項を議会基本条例で定める方向で検討している。舟橋議長は「議会改革が成果品として出てくる可能性がある」と述べた。

このほか、障がい者差別解消条例策定調査特別委員会(杉本熊野委員長、13人)が提出を目指している条例案や、長時間労働の是正などを巡って議論している働き方改革特別委(石田成生委員長、13人)がまとめる委員長報告に期待を示した。

一方、政活費の後払い方式は検討プロジェクト会議(藤田宜三座長、9人)で賛否が分かれた。舟橋議長は「議会改革のメニューとして提案したが、全体のコンセンサスに至らず残念に思う」とし、導入の議論を続けるかは「次の議長が判断すること」と語った。

議長任期は申し合わせで2年だが、舟橋議長は昨年5月の正副議長選で「任期は1年とさせていただく」と明言していた。会見で議会改革の新たな一手を問われ、「新たな提案をするのは難しいと思う。種はまいたつもり」と語った。

会見に同席した水谷隆副議長は自らを年男だと紹介。「犬は社会性があり、忠実。私も負けじと取り組む」と述べた。広聴広報会議の座長を務める立場として、来年度から実施する代表質問などでの手話通訳について「トラブルのないよう注力する」と語った。