伊賀市議が視察で飲酒 昼食で数人 目撃の市議が調査要求 三重

伊賀市議会の産業建設常任委員会(中岡久徳委員長、8人)が11月に実施した北海道への視察で、一部の市議らが昼食中に飲酒をしていた疑いがあることが25日、分かった。飲酒を目撃した宮﨑栄樹議員(草の根運動いが市議会議員団)が、同日付で空森栄幸議長に調査を申し入れて発覚。数人の議員らが昼食の際にビールを飲み、その後の視察にも参加していたという。宮﨑議員は「飲酒状態での視察は不謹慎で見過ごせない」と指摘。空森議長は「事実関係を確認する」としている。

宮﨑議員らによると、視察は地場産業の振興策を学ぶことを目的に、11月6日から3日間にわたって実施。初日は伊賀市内から北海道への移動に費やしたため、実質的な視察は7、8日の2日間だった。

問題となっているのは、視察2日目に帯広市役所を訪問した後の昼食。議員と議会事務局の職員が飲食店ですしを食べたが、数人の議員が中ジョッキ2杯とグラス1杯の生ビールを注文して飲んだという。

この日の昼食を含む食事代は議員らの自費だったというが、視察に要した費用の一部は議会費から支出されている。昼食後の視察先は、中川郡池田町にあるワインの研究施設だったという。

市議会事務局によると、視察を控えての飲酒を禁止する規則や申し合わせなどはない。事務局は「視察前の飲酒なら止めていたはず。随行していた職員から事実関係を聞き取りたい」としている。

宮﨑議員は取材に「初めて視察に参加して驚いた。視察中の飲酒は不謹慎で市民感覚では受け入れがたい」と指摘。「黙っていれば認めたことになってしまうのではと思い、申し入れた」と話した。

視察には空森議長も参加していた。取材に「自分が飲酒したかどうかは覚えていないが、視察中と分かっていれば飲酒していないはず。昼食後の視察が正式なものだったのかも分からない」としている。