防災や渋滞緩和に期待 新宮紀宝道の早期完成祈念 三重、和歌山両県知事ら

【新宮紀宝道路の起工式でくわ入れする関係者=和歌山県新宮市で】

【南牟婁郡】三重県紀宝町と和歌山県新宮市を結ぶ自動車専用道路「新宮紀宝道路」(2・4キロ)の早期完成を祈念する起工式が23日、新宮市の市立総合体育館であった。

同道路は、紀伊半島を一周する近畿自動車道紀勢線の一部で、紀宝町神内から新宮市あけぼのを結ぶ。平成25年に事業化され、事業費は210億円。防災や渋滞緩和、産業振興で効果が期待される。完成時期は未定。

国交省の担当者によると、来年1月に和歌山県側から地盤改良などの工事に着手する。11月末現在、両県の用地取得率は17%という。

式には地元選出の国会議員や三重、和歌山の両県知事、市長や町長ら関係者約221人が出席した。

石川雄一国土交通省道路局長は「道路整備は新宮市と紀宝町地域の連携強化や災害対応力などの強化に大きく貢献するもの。地域の期待に応えられるように道路の早期完成を目指して事業を推進していく」と式辞を述べた。

鈴木英敬知事は「新宮紀宝道路は三重県民と和歌山県民の命と絆の道。三重県側も4月にプロジェクトチームをつくり、用地取得を続けている。三重県側でも工事着手してもらえるように地元の皆さんと一緒に頑張っていきたい」と話した。

関係者らは道路の早期完成を祈念して、くわ入れと万歳三唱をし、最後に餅まきをした。