「伊勢志摩ナンバー」要望 7市町、導入目指す 「四日市」と合わせ三重県が国に申請へ

【渡邉副知事(右)に「伊勢志摩ナンバー」導入の要望書を手渡す竹内市長ら=県庁で】

自動車のナンバープレートに地名を記した「ご当地ナンバー」で「伊勢志摩」の導入を目指す7市町が13日、導入に向けた手続きを進めるよう県に要望した。要望を受けた渡邉信一郎副知事は「必要な条件は満たしたと考えている」などと述べ、四日市市が目指す「四日市ナンバー」と合わせて、今月中にも国交省に申請の意向を伝えることを明らかにした。申請が認められれば、平成32年度中にも導入される見通し。

国交省はこれまで、ご当地ナンバーの導入には対象地域で10万台以上の自動車が登録されていることを条件としていたが、一定の条件を満たせば5万台以上でも導入できるよう緩和。地域独自の図柄が入ったナンバーと合わせて導入する自治体を募っている。

伊勢志摩地域は16年と25年の募集でも導入を検討したが、条件を満たせず申請を見送った。伊勢、鳥羽、志摩の3市と県は昨年、導入を目指して条件の緩和や早期の募集を国に要望。今回の条件緩和を受け、申請の手続きを進めることにした。

県は国交省に導入の意向を伝えた上で、来年3月にも申請する。「四日市ナンバー」も同じ時期に申請する。国交省は来年7月ごろにも導入の是非を判断する見通し。県内では鈴鹿市と亀山市が平成18年から「鈴鹿ナンバー」を導入している。

この日は、伊勢市▽鳥羽市▽志摩市▽南伊勢町▽玉城町▽明和町▽度会町―の首長らが県庁を訪れ、「伊勢志摩サミットの開催で高まった知名度で観光振興や地域活性化を図るため、伊勢志摩ナンバーを導入したい」とする要望書を渡邉副知事に手渡した。

竹内千尋志摩市長は「伊勢志摩ナンバーの導入に向けた第一歩で、伊勢志摩サミットの成果を最大限に生かせる大きな取り組み。人口減少が進む中で市町が連携を深める点でも重要だと考えている」と述べ、申請に向けた手続きを進めるよう求めた。

渡邉副知事は「四日市ナンバーと合わせて国に導入の意向を表明したい。伊勢志摩ナンバーには非常に多くの関心が寄せられている」と応じた上で「引き続き導入に向けた機運情勢に努めてほしい。伊勢志摩らしい図柄も考えてもらいたい」と求めた。