化学テロを阻止せよ 津港で合同対策訓練 三重県や警察など、有事に備える

【化学薬品のテロを想定した訓練に臨む参加者ら=津市の津港伊倉津ふ頭公共岸壁で】

【津】三重県や警察、海保、港湾事業所など16機関で構成する津港保安委員会(委員長・岡崎賢一津建設事務所長)は9日、津市雲津鋼管町の津港伊倉津ふ頭公共岸壁でテロ対策を想定した合同訓練を開き、約160人が有事に備えた。

訓練は、津港に入港予定の外国船に化学薬品を所持したテロリストが潜伏していたという想定で開始。第四管区海上保安本部や名古屋入管、名古屋税関職員や津南署員らによる合同臨検に続き、逃げるテロリストを確保するまでの流れなどをヘリコプターを使った中継などを使って確認した。

テロリストの1人が化学薬品を散布したことから、専用の防護服をまとった機動隊員や消防隊員らが現場の隔離や巻き込まれたテロリストの保護、薬品処理や現場の除染なども実施。後半には警備艇による不審船の確保なども披露された。

津南署の土口寮二署長は「高度な技術と統制の取れた動きに大変心強く感じた。水際でのテロ阻止が任務であり、日ごろから訓練を積み重ねることが大事。関係機関が連携して練度を上げて欲しい」と講評した。