四日市女児遺棄 死体遺棄事件で男起訴 津地裁 三重

四日市市内のアパートで駐車中の車内から8月、ブラジル国籍のナガトシ・ビアンカ・アユミちゃん(6つ)の遺体が見つかった事件で、津地検四日市支部は11日、死体遺棄容疑で逮捕後、処分保留となっていたペルー国籍で四日市市大治田三丁目、トクダ・バレロ・フェルナンド・ホセ容疑者(36)を同罪で起訴した。傷害致死容疑については処分保留とした。

起訴状などによると、トクダ被告は8月20日―29日までの間、四日市市大治田三丁目の自宅アパートで、アユミちゃんの遺体をタオルケットなどで包み、ふた付きプラスチック製ボックス内に入れて南京錠をかけて隠匿し、乗用車内に運び入れて遺棄したとしている。

小島達朗次席検事は「傷害致死事件についてはさらに捜査を継続する必要があると判断した。可及的速やかに捜査を進めたい」とコメントした。傷害致死容疑は任意の捜査となるが、求令状起訴に伴い死体遺棄罪の被告人として勾留されるため、引き続き身柄は拘束される。

同事件では、四日市市内の病院でトクダ容疑者から犯行を聞いた入院中の内妻が8月29日、病院関係者を通じて四日市南署に通報。アユミちゃんの遺体を発見した同署員が同日、トクダ容疑者を死体遺棄容疑で逮捕した。同署は9月20日に傷害致死容疑でトクダ容疑者を再逮捕したが、津地検は死体遺棄容疑について処分保留としていた。

捜査関係者などによると、トクダ容疑者は死体遺棄容疑での逮捕直後、「娘を殴ったら動かなくなった」などと供述していたが、傷害致死容疑での再逮捕後は黙秘を続けていた。