三重県知事会見 神鋼の対応「極めて不誠実」 情報提供なく

【記者会見に臨む鈴木知事=県庁で】

鈴木英敬三重県知事は11日の定例記者会見で、アルミ製品の性能データの改ざんが発覚した神戸製鋼所について「早く発表したいという考えは分かるが、連休中に発表しておいて、こちらが求めた情報を提供しないのは、対応が極めて不誠実」と不快感を示した。

鈴木知事は「いま情報収集しているところ。関係する県内企業や工場に影響はなく、通常通りに生産している」と説明。データの改ざんについて「安全性に関わる重大な問題で、信頼を著しく損なう行為。謝罪と説明をしてほしい」と語った。

同社の情報提供体制については「残念ながら、現在は本社一括対応という体制であまり情報が入ってこない」と困惑。「もう少ししっかり情報開示していただきたい」と対応の改善を求めた。その上で「今後も動向を注視していきたい」とした。

いなべ市の同社大安工場については「データの書き換えのあった製品は適切に品質検査をしており、工場の操業は止まっていないと聞いた」と説明。「(同工場に部品を供給する)県内のサプライヤー企業への影響は不明で、具体的な製品や納入先は『回答を控える』ということだった」と述べた。