鈴鹿の農場「すいーとぽたけ」 6次産業化事業に認定 三重

【試験販売中の2種類の「うめシロップ」=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】鈴鹿市追分町の農場「すいーとぽたけ」(稲田光代表)がこのほど、「耕作放棄梅園の整備・再生と梅を利用した商品の加工・販売事業」で、国が進める「6次産業化・地産地消法」に基づく事業計画の認定を受けた。認定は市で4例目。

農場では現在、約2・4ヘクタールで無農薬や減農薬、無化学肥料の野菜を栽培し、地元直売所やスーパーなどへ販売している。2年前から、近隣の耕作放棄梅園約1ヘクタールの整備に取り組み、現在は0・5ヘクタールを整備。今年は約300キロの梅を収穫し、70キロを加工、「うめシロップ」の試作品を作った。ペースト状と粒入りの2種類あり、直売所などで試験販売中。1瓶200グラム入り、千円(税込み)。

梅園の整備や栽培収穫作業には、三重大生物資源学部の学生や県内福祉事業所が協力した。

事業計画では「うめシロップ」を完成させるともに、シロップを活用した酒造会社や食品会社などとのコラボ商品開発のほか、大学生の援農や農福連携の事業推進を一層推進する。

8月に申請、9月29日付で認定を受けた。認定により、販路開拓など専門知識へのアドバイスや支援を受けることができる。

11日、同市市役所で認定書交付式があり、東海農政局の藤田栄二地方参事官が、事業担当の吉川文さん(39)に農林水産大臣名での認定書を手渡した。

藤田地方参事官は「地域活性化にさらに大きな役割を果たすことを期待している」と激励。吉川さんは「認定はスタートライン。全国で勝負できる商品にしていきたい」と意気込みを語った。