強盗強姦や脅迫未遂など5件 男起訴内容認める 津地裁裁判員裁判

津市内の住宅で女性=当時(18)=から金品を強奪後に乱暴し、母親からも現金を脅し取ろうとしたとして、強盗強姦や脅迫未遂など5つの罪に問われた、松阪市久保町、無職和田健吾被告(48)の裁判員裁判初公判が10日、津地裁(田中伸一裁判長)であり、和田被告は「起訴内容に間違いないか」という田中裁判長の問いかけに、「はい」と返答して起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、「犯行直前にナイフやガムテープ、手袋などを準備してから金品を手に入れようと津市内の住宅を探し歩いた」と犯行の計画性を指摘。窓が開いていた女性方に侵入すると女性の顔にナイフを突きつけ、ガムテープで手足を拘束し、キャッシュカードや携帯電話を強奪。女性の服を脱がせて乱暴すると携帯電話で撮影し、その画像を使って母親への脅迫に使用したとした。

弁護側は、「強盗後に強姦を思いついたもので計画性はない。被害結果も女性のけがは軽く、金銭的被害も高くないことから同種事案でも重い部類とは言えない」などと減刑を求めた。

起訴状などによると、和田被告は平成27年7月20日早朝、津市内の女性方に侵入し、ナイフを突きつけ「靜かにしないと殺す」などと脅してキャッシュカード2枚と携帯電話を強奪。乱暴して全治約1週間のけがを負わせた。その後、カードを使って津市内のコンビニ店ATM(現金自動預け払い機)から現金4万1000円を窃取したうえ、女性の母親の携帯電話に犯行で撮影した画像を送り、「娘を襲った。殺されたくなかったら2つの口座に100万ずつ振り込むこと」などと脅迫して現金を脅し取ろうとしたなどとしている。