三重県内主要観光施設 夏休み来客、31万人減 雨天、台風が影響

三重県は8日、夏休み期間(7月15日―8月31日)に県内の主要観光施設を訪れた観光客数を発表した。調査の対象とした21施設への来客数は約604万9500人で、前年比約31万6800人(5・0%)の減少。県は、期間中に雨天日が前年より14日多い26日あり、お盆前の8月7日に台風5号が接近したことが客足に影響したと分析している。

前年と比べて増加したのは8施設。伸び率が最も大きかったのは県立熊野古道センター(尾鷲市)で、41・2%増の約2万1200人。8月11―15日のお盆期間に実施した工作教室が好評だったことが主な要因という。

次いで、熊野市の道の駅「熊野・花の窟」(お綱茶屋)が続き、39・0%増の約3万5千人だった。また、「鈴鹿8時間耐久レース」が盛況だった鈴鹿サーキット(鈴鹿市)は0・6%増の約62万6800人だった。

下げ幅の最大はミキモト真珠島(鳥羽市)で、13・5%減の約2万9700人。昨年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の開催で昨年の夏休みに観光客が増加した反動とみられる。続いて、伊勢神宮(伊勢市)が12・6%減の約102万2400人だった。

一方、外国人観光客数は、ミキモト真珠島で前年比約500人増の約2600人。伊賀流忍者博物館は前年比800人減の約4千人だったが、中南米や南アジアなどこれまで来場がなかった国から観光客が訪れた。県観光政策課は「伊勢志摩サミットで海外での三重の知名度が向上した」とみている。