三重県知事、カナダ・州貿易相と面会 人材交流推進で合意

【三重県のPR動画をオンタリオ州政府のマイケル・チャン国際貿易相(中央)に説明する鈴木知事(右奥)=トロント市内で】

カナダ訪問中の鈴木英敬三重県知事は7日午前(日本時間同日深夜)、オンタリオ州トロントで、州政府のマイケル・チャン国際貿易相と面会し、三重県とオンタリオ州にある航空宇宙関連企業の関係を築くため、人材交流を進めることで合意した。

鈴木知事は、チャン国際貿易相に三重県の産業などを紹介する動画を披露。大阪や名古屋などの大都市圏に近く、製造業が盛んだと説明した。

これに対し、チャン国際貿易相は「オンタリオ州には、ケベック州の大手航空機会社に部品を供給する企業が多くあり、製造業も盛ん。三重県とは共通点がある」と紹介。「オンタリオ州は有能な若手の人材を育成している。双方の繁栄に結びつく交流につなげよう」と提案した。

鈴木知事は「航空宇宙産業を視野に入れ、若者の交流をどのように進めるかを前向きに検討したい」と応じた。

また、鈴木知事はトロント市内で児童虐待に対応するNPO法人の施設を訪れ、子どもから虐待の聞き取り調査をする面接設備を見学。施設の職員から、面接を録音したり、別室で面接を観察したりする仕組みを作ることで、聞き取りの回数を少なくしていると説明を受けた。

鈴木知事はこの日、三重県人会など現地の日本人が集まった夕食会にも出席。「成果が早く出るとすれば、東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地の誘致。今回の訪問は将来、三重県にとって意義深いものになる」と4日間の滞在を総括した。