サンマリノで伊勢音頭 欧州初の神社建立3周年 伊勢の文化交流会

【サンマリノ神社建立3周年で伊勢音頭を披露する伊勢市民と踊りの輪に加わる現地の人たち=サンマリノ共和国リベルタ広場で(伊勢商工会議所提供)】

【伊勢】イタリア半島東北部のサンマリノ共和国と文化交流を進める三重県伊勢市の「伊勢サンマリノ文化交流会」(会長・上島憲伊勢商工会議所会頭)が、同国で伊勢の伝統民謡「伊勢音頭」を披露した。海外の行事で伊勢音頭が披露されたのは初めてという

上島会長らが建立に協力した同国のサンマリノ神社建立3周年記念式典の一環。3周年を前に、同国在日大使館から「伊勢音頭を披露してほしい」と商議所に要請があり、有志が3月に同会を発足した。同会の石川順子副会長や山川勝弘事務局長ら関係者8人が10日、伊勢市役所を訪れ、鈴木健一市長にこれまでの取り組みを報告した。

同会によると、神社は平成26年6月に建立された欧州初の神社。建立は、神道の自然崇拝に共感した同国在日大使のマンリオ・カデロ氏が上島会長に相談したのがきっかけ。上島会長らの協力により、建立の際は伊勢神宮の古材を使ったという。

同会の会員12人は6月下旬、同国を訪問。3周年式典後、伊勢市内の伊勢音頭の連(グループ)に所属する踊り手らが、同国の世界遺産「リベルタ広場」で伊勢音頭4曲を披露した。現地の人たちも輪に加わり、和やかな雰囲気に包まれたという。

この日、山川事務局長は「伊勢音頭を両国の架け橋にしたい」と語り、鈴木市長は「国際観光都市として伊勢をアピールしていく中で、文化の発信はとても大切」と話した。