「SNSいじめ対応されず」 高3女子が三重県提訴

同級生からインターネット交流サイト(SNS)に悪口を書き込まれるいじめを受けて不登校となり、学校側が事実把握後も適切に対処しなかったとして、三重県津市内の県立高校3年の女子生徒(17)が県を相手取り、約170万円の損害賠償を求める訴えを津地裁に起こした。提訴は27日付。

訴状などによると、女子生徒は高校1年生だった27年10月ごろ、所属していた部活動の同級生複数から無視や仲間外れなどのいじめを受けて不登校となった。2年生に進級後、登校を再開した直後にSNSのツイッターなどで「学校に来ていないのにどうして進級できたんですか」などと匿名で書き込みをされ、再び不登校となったという。

女子生徒はその後、「心的外傷後ストレス障害」と診断された。女子生徒の父親は、不登校となった直後の27年11月には学年主任らを通じて学校側に被害を伝えて改善を要求していたが、いじめとして認識されず、適切な対応がされなかったために被害が拡大したとして、学校側に注意義務違反などがあったと主張している。

また両親は昨年末、津署に被害届を提出。同署はツイッターに女子生徒を中傷する文言を書き込んだなどとして、同級生の少女1人を侮辱容疑で書類送検したが、津家裁は5月、この生徒を保護処分に付さないという決定を下した。