台風で文化財の外壁剥落 「亀山城本丸東南隅櫓」 三重県

【外壁の白漆喰塗りの一部が剥落した亀山城本丸東南隅櫓=亀山市本丸町で】

【亀山】三重県亀山市は九日、東海地方を直撃した台風5号の影響で、同市本丸町の県有形文化財「亀山城本丸東南隅櫓(すみやぐら)」の外壁の一部が高さ一・八メートル、幅二・三メートルにわたって剥がれ落ちたと発表した。

剥落したのは一カ所で、石垣の上にある東面外壁の白漆喰塗壁(しっくいぬりかべ)の一部。この壁は、同櫓を江戸時代後期の建築当初の姿に復元するため平成23年8月から約一年半かけて行われた大修理で新しくなったものだった。

市まちなみ文化財室の担当職員は「暴風と大雨により被災したことは誠に残念。県教委や各関係機関と協議の上、早期復旧を図りたい」と話していた。

18世紀後半に建てられた同櫓は、木造平屋日本瓦ぶき、延べ床面積172平方メートル。城下町亀山のシンボルとして市民らに親しまれている。