三重県知事、来月カナダへ 五輪事前キャンプ地売り込み

鈴木英敬三重県知事は九日の定例記者会見で、9月4―9日の六日間の日程でカナダを訪問することを明らかにした。平成32年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地を売り込むとともに、児童福祉の先進事例を学ぶ。カナダ訪問は就任以来初。

昨年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でトルドー首相が来県したのを機に、同国との交流を深めようと訪問を決めた。カナダの体操選手の事前キャンプ地に四日市市が決まったのを受け、水泳やレスリングなど他競技のキャンプ地を売り込む。

また、世界第三位の航空宇宙産業都市モントリオールで政府機関と意見交換し、県内の航空機部品メーカーの販路拡大を狙う。6月に開設した県立子ども心身発達医療センターの取り組みに反映するため、児童虐待防止に取り組む大学や民間団体を視察する。

訪問には、鈴木知事や三重大の鶴岡信治副学長ら16企業・団体の26人が参加予定。航空宇宙産業の関係者や県体操協会なども参加団体に名を連ねる。県からは職員七人が同行する。県国際戦略課によると、渡航費や通訳費などの総額は400万円を上回る見通し。

鈴木知事は「伊勢志摩サミットではG7首脳の中でトルドー首相に最も長く県内に滞在していただいた。現在調整中だが、直接会ってお礼を伝えたい」と首相訪問に意欲を示し「新たな御縁を大切にし、三重とカナダのつながりを構築していきたい」と述べた。