働き方改革で全国初協定 三重県と百五銀、企業に施策紹介

【鈴木知事(右)と協定を結んだ伊藤頭取=県庁で】

三重県は1日、働き方改革を県内で推進するため、百五銀行(津市岩田)と協定を締結した。共同で働き方改革に関するセミナーを開催するほか、同行が取引のある県内企業に県の施策を紹介する。銀行と地方行政が働き方改革に関する協定を結ぶのは全国で初めて。

県は、人手不足の雇用情勢を受け、労働者の確保や仕事の効率化を目指し、県内企業に働き方改革を促している。同行が昨年4月から働き方改革推進室を設置し、組織全体の改革を進めているため、ノウハウを県内企業に広めてもらおうと協定を結んだ。

県庁で開かれた調印式では、鈴木英敬知事と伊藤歳恭頭取が協定書に署名。多様な働き方の推進や人材確保で協力することを約束した。今後、同行の取り組み事例を紹介したり、アドバイザーを派遣する県の制度を同行で勧めたりするなど、互いの情報を発信する。

鈴木知事は「県内のトップ企業として取り組みを進めていただいた。車の両輪となり、改革の波を県内企業に送りたい」とあいさつ。伊藤頭取は「ノウハウを共有し、他の企業から知恵を借りたい。県全体の働き方改革がますます発展していけばと思う」と述べた。