鳥害に放鷹作戦へ 四日市、ムクドリ追い払い 三重県内で初

【ムクドリを追い払うため、鷹匠により放たれる鷹(四日市市提供)】

【四日市】三重県四日市市の森智広市長は25日の定例記者会見で、近鉄四日市駅から三滝通りにかけた中央通りのクス並木に飛来し、周辺への騒音被害や通行者へのふん害被害を発生させているムクドリを追い払うため、鷹匠による放鷹(ほうよう)を行うと発表した。鷹を使っての対応は県内では初めて。

実施区間は約500メートルで、同区間にはクスノキが約80本ある。市民から鳴き声がうるさいなどの苦情がここ数年寄せられており、市は堺市や近江八幡市にヒアリングするなどした結果、実施に踏み切った。

10月末までの間に、週二回から三回程度、計30回ほど予定。初回は8月2日の午後5時から同8時を予定している。

実施事業者は大阪市の「Green Field」。鷹匠二人と鷹二羽が、市役所前から近鉄四日市駅に移動しながら、放鷹を実施する。鷹一羽で中央通りから追い出し、もう一羽で、近隣の諏訪公園や鵜の森公園に逃げ込まないようにする。ムクドリの飛来状況により、中央通りの歩道からも放鷹を行うが、交通規制などはない。

森市長は「駆除ではなく、本来の住み処である山へ帰っていただく。このエリアには鷹がいるぞと学習させ、学習効果が出るまでやる」と決意を示した。さらに「大四日市まつりの前にまず一度対応する。他の市町での実績もあるので期待しているし、被害がなくなるように努めていきたい」と語った。