GAP認証、3倍増目指す 取得推進へ三重県が大会 農産物の安全性担保

【グローバルGAP認証の取得経験を語る青山県立五所川原農林高校の生徒ら=津市羽所町のアスト津で】

三重県GAP推進大会が24日、津市羽所町のアスト津であり、県内の生産者や学生ら約270人がGAP(農業生産工程管理)認証を取得する必要性について学んだ。県などが、県内の生産者にグローバルGAPやJGAPの認証取得を促そうと企画した。

平成32年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村で農産物を提供するには、安全性を担保するGAP認証の取得が必要とされる。県は同日、平成31年度末までに県内のGAP認証取得件数を、現在の23件から70件に増やす目標を発表した。

大会では、農林水産省の枝元真徹生産局長が講演し「GAPは(生産物が)世界的に通用するものだと胸を張って言えるようになる仕組み」と説明。「国際市場で『日本の農産物は安全』という言葉は通用しない」と述べ、GAP認証取得の必要性を訴えた。

また、青森県立五所川原農林高校の山口章校長と、一―三年生の生徒四人が、グローバルGAP認証の審査経験や海外での販売経験を紹介。山口校長は「GAPの取得に挑戦したことで、生徒が生産者としての意識を持つようになった」と教育効果を語った。

生徒らは「認証取得後、中国四川省で、リンゴの輸出販売が実現した。十時間で650個のリンゴが売れ、とても良い経験をすることができた」と発表。「世界で売れる日本の農業になるよう一緒に頑張りましょう」と参加者に呼び掛けた。

大会ではこのほか、鈴木英敬知事とJA三重中央会・JA全農みえの谷口俊二会長が、全国農業協同組合中央会の奥野長衛会長と、自民党農林部会長の小泉進次郎衆院議員の立ち会いのもと、農産物の販路拡大のため「若者や生産者とともにGAP認証の取得に挑戦する」と宣言した。