
【桑名郡】桑名市芳ケ崎の元宮大工、林勇さん(70)は16日、桑名郡木曽岬町和富の特別養護老人ホーム「すいせんの里」に自作のみこし一基を贈った。利用者の家族や地域住民を迎え、恒例の「地域ふれあい夏祭り」があり、真新しいみこしが披露された。
林さんが老人ホームを運営する社会福祉法人「慈幸会」の森孝郎理事長に花の絵と「御神輿」の文字が入った木の板を手渡した。
森理事長は「すいせんの里の宝として大切に保存し、後世に継承していきたい」と感謝。林さんはみこしの制作を「自分も楽しませてもらった」と述べ、感慨深げだった。
多度大社神職の伊藤彰教さんから祈とうを受けた後、地域のボランティアらがみこしを担ぎ、森理事長と林さんを先頭ににぎわう会場を元気よく練り歩いた。みこしは玄関ホールに展示する。