サミット仕様パトカー再現 三重県警と広島県警車両 ミニカー、全国発売へ

【伊勢志摩サミットで車列を先導した三重県警(右)と広島県警のパトカーを再現したミニカー(ヒコセブン提供)】

昨年5月に県内で開かれた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で、三重県警が首脳の車列を先導する際などに使用したパトカーのミニカーが、8月下旬にも全国の模型店などで発売される。通常のパトカーにはない青色灯や、アルファベットで表記されたプレートなどを忠実に再現。広島を訪問したオバマ米大統領(当時)の車列を先導した広島県警のパトカーとセットで販売する。ミニカー専門店のヒコセブン(横浜市)が企画。「ミニカーを通じてサミットで使われた特別な車両の奥深さを知ってほしい」としている。

三重県警はサミット開催に当たり、トヨタクラウンのパトカーに専用装備を施した。四角い青色灯を屋根に設けたほか、車列を先導していることを示すアルファベットを車両の前部などに表記。トランクへの設置が一般的な警察無線用のアンテナは屋根に配した。

同社は車両の写真などを参考に、これらの特徴をミニカーで再現。同社の担当者や契約カメラマンがサミット当日、志摩市内で撮影したという。全国の珍しい警察車両を扱う同社のオリジナルブランド「RAY’S(レイズ)」の一商品として販売する。

同社は過去に、三重県警高速隊のスポーツカー「トヨタソアラ」や、全国で三重県警だけが採用していた「日産ステージア」も販売した。平成22年に横浜市で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)や洞爺湖サミットで警備に当たった車両も扱った。

同社の原島行雄社長(38)は「パトカーと言っても、その用途や車種はさまざま。サミットのように警備が大きなイベントでは、普段は見ることができない特殊な機材を備えた車両も多い。ミニカーを通じて警察車両の奥深さを知ってほしい」と話している。

限定800セットで1万5千円。両県警ともに43分の1スケール(全長約11センチ)。予約分の受け付けは終了したが、全国の模型店やインターネットの通販サイトなどで購入できる。購入の問い合わせは、ヒコセブン=電話045(897)3255=へ。