駅複合ビルへの移転承認 三重県の亀山市立図書館で市教委

亀山市教委は14日の臨時会で、市がJR亀山駅周辺の再開発事業で本年度に着工する予定の複合ビルに、市立図書館(同市若山町)を移転させることを承認した。この承認を受け、市議会の特別委員会は複合ビルの関連予算凍結を解除するかどうかを検討する予定だが、議会内には凍結の維持を求める声もあり、解除は不透明な情勢。

現在の図書館は、同駅から約一・五キロ北にあり、歴史博物館などの公共施設が立ち並ぶ。櫻井義之市長が6月の本会議で、複合ビルに図書館を移転する考えを表明。市教委の総合教育会議も、移転による利便性や地域活性化への影響について協議してきた。

臨時会では、市立図書館の移転を盛り込んだ「市立図書館整備基本構想案」を四人の委員らで採決し、全会一致で承認した。服部裕教育長は臨時会後の取材に「新たな図書館で市民に喜ばれる公共サービスの充実を目指す。具体的な計画を進めたい」と語った。

一方、市議会は「市が十分に計画を説明していない」などとして、再開発の事業費として市が計上した約2億4900万円を凍結している。市教委の承認を受け、市議会は18日に再開発事業に関する特別委員会を開き、凍結の解除などを検討する予定。