伊勢鉄道、経常損失6.5倍 888万円、3年連続の経常赤字

【株主総会であいさつする石垣社長=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

四日市と津を結ぶ伊勢線を運営する第三セクター「伊勢鉄道」(鈴鹿市桜島町一丁目)は28日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津で株主総会を開き、昨年度の経常損失額が前年度の六・五倍の888万円で、3年連続の経常赤字になったと報告した。

総会には、出資する県や県内市町など36株主のうち、委任状を含む34株主が出席。役員人事案など三議案を可決し、石垣英一社長の続投が決まった。任期は2年。昨年12月に辞任した田中俊行前四日市市長に代わり、森智広現市長が監査役に就任した。

事業報告書によると、経常損失額は前年度と比べて約750万円増加した。社員の世代交代に伴う要員重複で人件費が一時的に膨らんだのが主な要因。純損益は約300万円の黒字を計上した。年間利用者は前年度比837人増の170万244人だった。

石垣社長は、昨年度の成果について「重大な事故の発生はなく、年間を通じて安全な鉄道輸送ができた」としつつ「鉄道事業は依然厳しい状況」と説明。「顧客に安心して利用してもらえるよう、安全な鉄道輸送や設備の更新などに取り組む」と述べた。