藻場再生の成果報告 三重大が尾鷲でフォーラム 東紀州の創生目指す

【環境農林水産フォーラムでの発表=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで】

【尾鷲】三重大学大学院生物資源学研究科は十七日、尾鷲市向井の県立熊野古道センターで「環境農林水産フォーラム」を開き、企業や住民、市町職員ら七十八人が参加した。東紀州の地域創生につなげる狙い。

市水産商工食のまち課の石川達也さんは同市早田での藻場再生活動を発表。海藻を食べるウニの一種「ガンガゼ」の食害に伴う磯焼け対策として漁業関係者らは平成二十一年度から、三重大と協力して藻場再生活動に取り組んでいる。潜水と船上に分かれて効率よくガンガゼを除去し、ドローンで上空から藻場を撮影して監視や解析をしていると紹介し、「継続的な除去を行うことで藻場を再生することが実証できた」と成果を話した。

三重大は二十八年度から県内四エリアに学生や行政、企業が連携して地域課題の解決に当たる「地域拠点サテライト」を開設。同市天満浦の古民家「天満荘」が「東紀州サテライト東紀州産業振興学舎」になっている。生物資源学部四年伊藤史佳さんは天満荘を活用し、特産の甘夏ミカンをマーマレードやジュースに加工して市内のスーパーなどで販売した活動を報告した。