鈴鹿 「伊勢国府跡」新たに2カ所 国の文化審議会が指定答申

【畑の場所が追加指定される部分の一部にあたる(鈴鹿市提供)】

【鈴鹿】鈴鹿市広瀬町の国史跡「伊勢国府跡」の新たな二カ所について十六日、追加指定が決まった。同日、国の文化審議会が松野博一文部科学大臣に追加指定の答申をした。

追加指定面積は1409平方メートル。国司が住んでいたとされる大型瓦葺建物が確認された二カ所の隣接地。現在は農地で、地権者の承諾が得られたことから追加指定の要件を満たした。

伊勢国府跡は奈良時代中頃の役所跡で、儀式や政務が行われていたと考えられる政庁の基壇が良好に残る。平成十四年三月十九日に7万3940・三七平方メートルが国史跡に指定された。今回の追加指定分を含めると計7万5349・三七平方メートルになる。

追加指定が決まったことを受け、市文化スポーツ部文化財課では「今後も国や県の指導に基づきながら発掘調査を続け、史跡全体の解明と追加指定を進めたい」と話していた。