「県教委は猛省して」 知事、越境入学問題で

鈴木英敬知事は六日のぶら下がり会見で、県外から百十六人の生徒が県教委の規則に反して県内の高校に入学していた問題について「大変残念で遺憾」と述べた。越境入学を把握せず、発覚直後は「調査しない」と回答した県教委には「猛省してほしい」と求めた。

鈴木知事は「県教委は責任を痛感して規則違反の解消と学習環境の確保、再発防止に全力を挙げてほしい」と指摘。県教委が越境入学の発覚直後、「実態の調査をしない」と回答していたことには「現状に対する認識の甘さがあった」と批判した。

規則違反の生徒に保証人を設けさせる県教委の対策については「ベストではないと思う」としつつ「どんな保証人で、生徒の生活や安全に責任を果たしうる体制かということを、学校側が確認できるような仕組みを構築できるかが大事」と述べた。

教職員が保護者らに県内の就職先を紹介したことや、保護者らが実際は就職しなかったことには「教職員に責任があることを大いに自覚してもらいたい。不思議で違和感を感じる」としつつ「県教委が状況を把握していなかったことが根本的な原因」と述べた。

また、県教委が平成三十一年度以降で入学を希望する県外の生徒への対応を協議する検討会を設ける可能性があることには「行政が足りていなかったことを追認するために使うのではなく、子どもたちのために議論されることを期待する」と述べた。