ダチョウの卵2羽ふ化 久居農林高動物コース 初の自家繁殖に成功

【ダチョウのふ化を喜ぶ研究班の3年生=津市久居明神町の久居農林高校諸戸山農場で】

【津】津市久居明神町の久居農林高校諸戸山農場でこのほど、飼育するダチョウが産んだ卵二個がふ化した。十一年前からダチョウの飼育に取り組む中で初の自家繁殖成功。生徒らは「まさか生まれると思っていなかった」と喜んでいる。

ダチョウの飼育は動物コースの課題研究の一つで平成十八年にスタート。現在農場には雄三羽、雌二羽がおり今回は三年前に同所で生まれたジャスミンが四月下旬に産んだ卵二個がふ化した。

これまで購入した卵は何度もふ化させているが自家繁殖での成功は初めて。研究班の二、三年生十人が休日返上で温度や湿度の管理を続け、四日午後十時に担当の市川善紀教諭(49)が見守る中無事に生まれた。

三年生は昨夏にジャスミンの産んだ卵がふ化途中に死ぬ中止卵だった経験があり喜びはひとしお。長門佑希さん(17)は「去年難しいと実感したのでまさか生まれるとは思わなかった」と驚き「赤ちゃんは小さくて弱い。自分たちが親にならないといけない」と話す。

ふ化した二羽は数日中にふ卵器から出し餌付けを始める。今週中にふ化しそうな卵があと二個あるといい、市川教諭は「ここから三カ月の飼育管理が肝心なので無事に大きく育てたい」と話している。