自分の「一番」探して リオ五輪出場の衛藤選手 鈴鹿大で講演

【記録の変遷とともにオリンピックまでの道のりを紹介する衛藤さん=鈴鹿市郡山町の鈴鹿大で】

【鈴鹿】AGF鈴鹿所属で、昨年のリオデジャネイロ五輪陸上男子走り高跳びに出場した鈴鹿市在住の衛藤昂さん(26)が三十一日、同市郡山町の鈴鹿大学で講演し、学生たちに「一番になれることを探してほしい」と呼び掛けた。

自分たちの地域について学ぶ「鈴鹿学」の授業の一環。衛藤さんは走り高跳びを始めたきっかけや、オリンピック出場までの記録の変遷など、これまでの半生を振り返り「今後の目標は東京五輪と三重国体で、大きな区切りになる」と語った。

仕事と競技の両立や会社のサポートなどにも触れながら、引退後の生き方について話し、「人生のピークが二十代ではあまりにもさみしい。自分が一番になれることや自分自身に懸けられること、力を出し切れることをこれから探していく」と述べた。

同大学と短期大学部の一年生約二百三十人が出席。熱心に聴講していた同短大生活コミュニケーション学科の西牧彩香さん(29)は「アスリート選手が仕事もしているということを初めて知った。引退後のことなど、深く考えていることに驚いた」と話していた。