近大生がアユカケ捕った! 県絶滅危惧種、銚子川で 紀北町

【捕まえたアユカケ=紀北町の銚子川で】

【北牟婁郡】近畿大学農学部(奈良県)の学生が二十日、紀北町の銚子川で三重県レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類に選定されているアユカケ(別名カマキリ)を捕まえた。

アユカケはカジカ科の日本固有種で体長約二十センチほど。灰褐色で背びれと尾びれに黒色の帯状の模様がある。えらのとげでアユを仕留めるとされ、名が付けられた。

銚子川漁協の脇昇組合長(74)は「銚子川は水の透明度が高くきれいなのでアユカケが生息している。食糧難の時代は天ぷらにして食べる人もいた」と話す。

同大の水産実理研究会の部員四人が脇組合長らに案内され、網で体長十四―十八センチのアユカケを三匹捕獲した。同会は全国の海や川で魚を捕まえ、年に二回展示会を開催しているという。アユカケは六月に大学で披露する。

最初に捕まえた三年山本学(まなび)さん(20)は「大きめの石に追い込み、無我夢中で捕まえた。見つけられてうれしい」と笑顔だった。