「1年で退任、会派の決定」  新県議会議長に舟橋氏 副に水谷氏

【就任会見に臨む(左から)舟橋議長と水谷副議長=県議会議事堂で】

県議会本会議は十八日、申し合わせ任期(二年)の満了に伴う正副議長選の投開票を実施し、百七代議長に舟橋裕幸氏(62)(新政みえ、六期、津市選出)、百十一代副議長に水谷隆氏(70)(自民党、四期、いなべ市・員弁郡)を選んだ。舟橋氏は四十二票を獲得し、残る七票は無効票。水谷氏は四十九票の全てを獲得した。舟橋氏は本会議後の記者会見で、議長を一年で退くと明言した。

最大会派の新政みえ(二十一人)と自民党(十七人)が正副議長のそれぞれに候補を擁立した前回の正副議長選とは異なり、今回は正副議長に一人ずつが立候補した。新政みえは代表者会議で議長任期の短縮を提案したが、他会派からは反対の声も上がっていた。

舟橋議長は本会議後の記者会見で「円滑な議事運営と議会改革の推進に取り組む」と強調。政務活動費の後払い方式導入を検討する考えを示し「一度財布に入れると使い切らなければならない心理はあろうかと思う。実績に応じて支払う方が良い」と語った。

舟橋議長は十八日の所信表明会で、議長を一年で退く意向を示していた。この日の会見でも「一年後に辞表を書く」と説明。「立候補を決意したのは私だが、推薦は会派。任期を一年とすることは会派の推薦とセットだった。会派の決定に従う」と述べた。

水谷副議長は「少し議会改革が停滞しているのではないかという気がしている。議長としっかりと改革に取り組みたい」と抱負を語った。副議長が兼任する広聴広報会議の座長の立場として「若い人や女性から意見を聞いて開かれた議会にしたい」と述べた。

舟橋議長は昭和五十三年四月に県職員となり、県職員労働組合の副中央執行委員長を経て平成七年四月の県議選で初当選し、連続六期を務める。教育警察常任委員長や副議長などを歴任。昨年五月から一年間、選挙区調査特別委員長を務めた。三重大農学部卒。

水谷副議長は昭和四十四年四月、名古屋鉄道に入社。旭電化工業の社員を経て、平成十五年四月の県議選で初当選し、四期連続当選。南北格差対策調査特別委員長などを歴任した。二十七年の議長選と二十八年の副議長選に立候補したが、落選した。東洋大経済学部卒。