舟橋氏に7つの無効票 理由は任期短縮巡る発言

【投票結果を集計する職員(手前2人)ら=県議会議事堂で】

事実上の信任投票となった今回の正副議長選挙。七つの無効票は「想像の限りで白票だろう」(舟橋裕幸議長)。新政みえ(二十一人)が議長選の直前になって議長任期の短縮を提案したことを巡る舟橋議長の発言が、白票の主な背景のようだ。

本紙の取材では、鷹山(三人)、共産党(二人)が無効票を投じたとみられる。能動(一人)の長田隆尚議員は明言を避けた。他の少数会派は舟橋氏に投票したという。このため、残る一ないし二の無効票は自民党(十七人)か新政みえということになる。

ただ、新政みえの三谷哲夫代表は取材に対し「七つの無効票は重く受け止めるが、うちからは絶対に無効票は出ていない」と断言。自民党の幹部も「全員が舟橋氏に投票した。隣の議員と投票用紙を見せ合ってから出させたので無効票はあり得ない」と話す。

白票を投じた議員から相次いだ理由は、正副議長選の所信表明会で舟橋議長が発言した内容だった。議長任期を一年にする理由を問われた舟橋議長は「会派代表に聞いてほしい」などと説明。他会派の議員から「議長としていかがか」と指摘されていた。

共産党の岡野恵美議員も、この発言を白票を投じた理由に挙げ「議会をまとめる議長としての度量が問われかねない」と指摘。「少数会派が代表者会議に出席できない現状への認識も尋ねたが、舟橋氏からは明確な意思を聞くことができなかった」と語った。

舟橋議長は就任会見で、無効票について「おそらく想像する限りは白票だろう。私が議長に適任者ではないとする意見の表れだと思う。その事実は真摯(しんし)に受け止めたい。お隣に満票の副議長がいるので、円滑な運営ができるのでは」と述べた。

会見では、舟橋氏が委員長を務めた選挙区調査特別委が正副委員長案の合意に至らなかったことと無効票の関連性を問う声も。舟橋議長は「合意が得られなかったことはじくじたる思いで深く反省している。それが白票に結び付いたのかも知れない」と語った。