核入れ作業に感嘆の声 真珠養殖現場を見学 中国人バイヤー志摩巡る

【いかだ上で養殖中の真珠母貝を見ながら解説を聞く中国人バイヤー(左)ら=志摩市阿児町神明の坂口真珠養殖場で】

【志摩】真珠養殖の現場を見学し、真珠がどのように作られるのかなどを知る中国人バイヤー向けの見学ツアー「21世紀珠宝三重珍珠(真珠)之旅」が十五日日あった。宝飾専門情報誌『ジャパンプレシャス』を発行する矢野経済研究所が主催、県真珠振興協議会などが後援し、中国人バイヤーら13人が参加し志摩市内の真珠養殖場などを見て回った。

一行は志摩市阿児町神明の坂口真珠養殖場を訪れ、真珠母貝への核入れ作業を見学。作業員が直径8ミリほどの核と真珠層を形成するピース(貝の外套膜)を貝の中に入れるところを、ツアー参加者は感嘆の声を上げながら見ていた。また海上のいかだに移り、実際の養殖場を見学。貝が生息しやすい海を作るための環境保護の取り組みなどについて説明を受けた。

ツアーに参加した21世紀珠宝(上海市)の藩勤奮さんは「真珠の起源までさかのぼりたいという気持ちで参加した。いい環境を保つために努力する姿が印象に残った。真珠は命のあるジュエリーだと消費者に伝えていきたい」と話した。

ほかに賢島の円山公園にある真珠供養塔や、志摩市浜島町浜島にある県水産研究所を見学し、一日かけて日本の真珠養殖の実態を学んだ。

県真珠振興協議会によると、伊勢志摩サミットを契機に同様の見学ツアーを4回開催。真珠の裏側を多くの人に見てもらうことで、県の真珠業界の活性化、志摩市の観光振興につなげることを目的としている。